運送会社の一般事務として3年。25歳になる年に「環境を変えよう」と一歩を踏み出した蒲田紗恵さんは、面接の場で営業事務ではなく、IT案件への参画を提案されます。「これは経験してみたい」と腹を決めた選択は、未経験から手探りで進む新規運用の担当、自作ツールの展開、そしてチームリーダー就任へと繋がりました。次の目標は「設計」。事務職からのキャリアチェンジを成功させた一人の歩みを聞きました。
運送会社の一般事務から、IT業界へ
入社前は何をされていたんですか?
前職は運送会社の一般事務で、3年ほど勤めていました。書類処理や現場との連絡調整など、組織を縁の下から支える仕事です。Reach outに入ったのは2024年の5月。実は応募自体は営業事務で出していたんですが、面接の場で「今関わっている案件への参加はどうですか」と提案を受けて、そこで一気にIT業界へと舵を切ることになりました。
転職のきっかけ ― 25歳という節目で
転職を考えた理由は?
事務仕事は本当に好きでした。コツコツ正確に積み上げていくのも、組織の動きを支える感覚も、自分に合っていたと思います。ただ、繁忙期以外は業務量が少なく、手が空いてしまう時間がどうしても多くて、もったいないという気持ちがじわじわ積もっていきました。そこに「事務職について3年が経つ」「自分が25歳になる年」というタイミングが重なって、「将来のスキルや経験を考えるなら、いま動かなきゃ」と判断しました。
IT業界への興味 ― 友人のSEから聞いた話
IT業界に目を向けたきっかけは?
友人がIT業界でSEをしていて、仕事の話を聞く中で業界そのものに興味を持つようになっていたんです。話を聞けば聞くほど、自分の知らない世界が広がっている感覚があって。とはいえ未経験の私が応募できるのは営業事務だろうな、という前提で就活はしていました。だから面接でIT案件への参画を提案されたときは、正直かなり驚きましたし、悩みました。
Reach outを選んだ理由 ― 提案された案件そのものに惹かれて
決め手は?
面接で提案された案件の内容そのものでした。詳しく話を聞くうちに、「これは経験してみたい」と素直に思えたんです。会社のブランドや条件だけで選ぶのではなく、「自分が関わりたい仕事があるかどうか」で選びたかった。そう考えたとき、答えは自然と「やってみよう」になっていました。
入社前の不安 ― 「本当に馴染めるのか」
入社前、不安はありませんでしたか?
ありました。未経験の業界で、しかも自分が応募した職種とは違う業務領域に飛び込むかたちだったので、「本当に馴染めるのかな」というのが正直一番の不安でした。ただ、実際に案件に入ってみると、いきなり全部を理解する必要はなく、少しずつ覚えながら進めていける環境でした。先輩や同案件のメンバーが都度フォローしてくれるので、不安は思っていたより早く小さくなっていきました。
新規運用の受け入れ ― 「経験できることが圧倒的に多い」
直近で「やってよかった」と感じている仕事は?
新規運用の受け入れを担当することになり、いま手探りで進めている最中です。分からないことはまだまだ多いんですが、未経験の自分が「新規」を任せてもらえていること自体が、本当にありがたい。事務時代には絶対に経験できなかった種類の仕事なので、引き出しがどんどん増えていく感覚があります。「ここまで頑張って続けてきて、本当によかった」と心から思える局面です。
困りごとから始まった改善 ― 自作ツールで現場を変えた
「自分の裁量で動けた」と感じる具体的な場面は?
同案件メンバーの工数入力を効率化したり、案件SO用伝票の受付を簡略化するために、自分でツールを作って展開できたことです。最初は「自分が困っているから作った」だけでした。でもメンバーにも使ってもらえるようになって、いまも適宜修正しながら改善を続けています。誰かに「やって」と言われたわけではなく、自分で課題を見つけて、自分の判断で形にできた。この経験は、いまの自分の一番の自信になっています。
チームリーダーになって ― 視点が一段変わった
成長スピードが上がったと感じたタイミングは?
チームリーダーを任されたタイミングですね。プレイヤーとして手を動かしているだけでは見えなかったものが、一気に見えるようになりました。優先順位の判断、メンバー一人ひとりの状況把握、業務全体のリスク検知。視点を切り替える必要が出てきて、自分なりに試行錯誤を重ねた経験が、確実に成長に繋がったと感じています。
自由には支えがある ― 一人で抱え込まなくていい
リーダーになって、悩みも増えたのでは?
はい。考えることや悩むことが、本当にたくさん出てきました。判断に迷う場面では「これ、本当に自分で決めていいのかな」と立ち止まる瞬間も多々あって。そんなとき、相談に乗ってくれる人がちゃんといました。同じ案件のメンバーとも意見交換や役割分担をしながら業務に取り組めたので、一人で抱え込まずに済んだのは本当に大きかったです。任せてもらえる自由は大きいけれど、その裏にちゃんと支えがある。それがReach outの良さだと思っています。
他のSES会社との違い ― 「会社を一緒に成長させる」感覚
他のSES会社と比べて違うと感じる部分は?
他社を詳しく知っているわけではないので比較は難しいんですが、Reach outは「従業員全体で会社を成長させていく」という社風を強く感じます。他社のイメージはどちらかというと、案件先に人を参入させることを最優先にしているような印象がある中で、Reach outは社内で人を育てる視点をしっかり持っている。日々働く中で、その違いはじわじわと効いてくる気がします。
これからの目標 ― 「設計」に挑戦したい
今後挑戦したいことは?
多角的に物事を見たうえで、改善提案や設計ができるようになりたいです。今は運用の中で小さな改善を回している段階ですが、もう一段上の「仕組みから考える」レベルに上がりたい。直近では「設計」を経験してみたいので、「何でもいいから自分なりに作ってみる」を1〜2年の目標にしています。仕事で関わるいろんな人たちから、考え方や業務の進め方で良いと思ったものを自分なりに落とし込む努力は、これからも怠らずに続けていきます。
こんな人と働きたい ― 主体的に動ける人
Reach outに来てほしいのはどんな人ですか?
主体的に動ける人です。IT業界である以上、自分から学びにいかなければ、新しい情報には追いつけません。業務で使う単語、システム、AIやツールなど、知らないと会話に入れない場面がたくさんあるので、自分から情報を取りに行く姿勢が大切です。逆に、主体性が薄く「誰かが教えてくれるのを待つ」スタンスの方には、少しきつい環境かもしれません。
入社を考えているあなたへ
「業務の中で難しいと思うことは何ですか?」とよく聞かれます。
一番難しいと感じるのは、知識差や経験差のある方と会議などで話すときです。相手の話をうまく理解できなかったり、逆に自分の意図が伝えきれなかったりすることがあります。落ち込むのではなく「次に同じ話をされたら理解できるよう自分に落とし込もう」と思うのですが、それがスムーズにいかないと、難しいし、悔しい。ただ、その悔しさが次の学びの起点になっているのも事実なので、その感情とは正面から向き合うようにしています。